これは金融の勉強をする上で、絶対に覚えておいてほしい話です。
よくネットなどでは「これやれば必ず楽して儲かる」という話があふれています。
あれ、ほぼ100%ウソです。
(※検索エンジンから本記事に来た方は、「はじめて来た方へ~当サイトについて」、ひとつ前の記事「海外移住:財政破綻対策の選択肢(9)」などもあわせてご覧いただいたほうが、スムーズに理解できると思います。)
儲かるなら自分で金借りてやればいい
そもそも本当に儲かる方法なら、自分で親族や銀行や周りから金を借りてやればいいわけですよ。
今の世の中、金利がものすごく低いです。つまり、金が余ってて投資先がない状態なわけで。
そんな儲かる方法なら、みんな喜んでお金貸してくれるでしょう。
絶対に儲かるんだったら、わざわざ広告を打って個人からお金を集めるんじゃなくて、自分でお金を借りて自由にやればいいだけです。
金融の世界は詐欺師だらけ
そもそも金融の世界には、詐欺的なことをする人がとても多いです。
たとえば、よくあるのが、いわゆる「バーチャ」と呼ばれる人たちです。
バーチャとはバーチャル投資家の略です。
ホントはぜんぜん儲かってないのに、さも儲かってるふりをしてツイッターやブログを書きます。
それを読み「すげー」と思って寄ってくる情報弱者の読者を相手に、内容の薄い高額な情報商材を売りつけるビジネスモデルです。
自分の顔写真を広告に流して「1日30分で年2億」とか言ってる人なんかは、まさにこれですね。
そりゃ、そういうことをやっている人は広告でカモを釣って情報商材売っているわけですから、2億円くらい儲かってるかもしれません。
でもそれは、何も知らないひとを騙している詐欺的な行為です。
最近だと主に大学生とかを対象に、儲かってるふりをしてSNS経由で高額なインチキ投資ソフトを売りつける詐欺集団もあります。
これも、手法は同じです。
これを発展させ、マルチ商法をやる悪党もいます。
楽に儲かるおいしい話はない
繰り返しますが、金融の世界では、美味しい話はまずありません。
そういうものを見聞きしたら、基本的に疑ってかかってください。
本当に儲かる方法があれば、人には教えず自分でやります。
著名人でも、投資詐欺にひっかかって大損くらう人はたくさんいます。気をつけてください。
(次の記事は「いざというときに機動的に動けるよう、今やっておくべきこと」になります。ご覧いただけましたら嬉しいです。)