この記事では、FXについて解説したあと、FXをどのように財政破綻対策に生かすのか説明します。
FXというと、怖いイメージがあると思います。
ただ、しっかり勉強した上でやった場合、財政破綻対策として、FXはとても大きな力になる可能性があります。
特に、お金があまりない人や、比較的若い人に向いています。
(逆に、そうでない人、特に資産がある年配の方は、あまりFXに手を出さないほうがいいでしょう。)
また、どんな方でも、事前に勉強せずにFXをやってはいけません。
事前にしっかり勉強してくださいね。
(※検索エンジンから本記事に来た方は、「はじめて来た方へ~当サイトについて」、ひとつ前の記事「金(ゴールド):財政破綻対策の選択肢(2)」などもあわせてご覧いただいたほうが、スムーズに理解できると思います。)
FXとは何か?
まず、FXをやったことがない人向けに、FXがどのようなものなのか、直感的に説明します。
FXとは、ちょっと銀行にお金を預け、それを担保に銀行からいっぱい借金し、そのお金を外貨に両替することです。
とりあえずは、このようなイメージを持っておいてください。
たとえば10万円だけお金を預けて、200万円を借り、この200万円をドルに両替するのを想像してみてください。
もともとの自己資金が少ない人でも、借金するので、たくさん外貨に両替することができるということです。
ちなみに、この借金のことを「レバレッジ」といいます。
「レバレッジ」とは日本語でテコの意味です。小さい力で大きなものを持ち上げることができる、テコの原理のあのテコです。
小さな自己資金でたくさんのお金を借りることができることがテコに似ているので、借金のことをFXではレバレッジと呼ぶようになりました。
また、FXの両替手数料は、実際の外貨預金よりずっと安いです。
とりあえず、FXをやったことはない方は、FXとはこんなものであるとイメージしておいてください。
FXはお金があまりない若い人向け
特に、お金があまりない若い人が財政破綻対策をする場合、FXはおすすめです。
具体的に説明します。
たとえば、10万円しか貯金がない20代のAさんがいるとします。
Aさんは財政破綻対策をしたいのですが、10万円ぽっちでは仮にドル預金をしたとしても、たいして意味はありません。
ここでAさんはFXをやります。
FXの特徴は、レバレッジを使えることです。
先ほども述べたとおり、レバレッジは借金という意味だと考えてください。
Aさんはレバレッジを使い、1ドル100円のとき、10万円の預金をもとに借金をし、1.5万ドルのドル円ポジションを取りました。
これは少し専門的なので理解しづらいと思います。
とりあえず、「Aさんは、10万円の預金を担保に借金をし、1.5万ドルを購入した」とイメージしてください。
1ドル100円なので、1.5万ドル×100円=150万円分の外貨預金をしたのと同じです。
これを、日本が財政破綻しそうなときに思いっきりやります。
そして、財政破綻して数ヵ月後、もし1ドル100円が1ドル200円になれば、数ヶ月前に買った1.5万ドル分のドル円ポジションは、150万円から300万円になります。
すると、Aさんの利益は1.5万ドル×(200円-100円)=150万円になります。
Aさんの預金は10万円しかないのに、Aさんは150万円ゲットできました。
これがFXです。
ちなみに、FXは外貨預金よりも両替の手数料が安いです。
150万円分のドルを買う場合、100円くらいの手数料を払えば買えます。
外貨預金で同じことをやると、もっと高い手数料を払う必要があります。
両替手数料のコストが安いという点は、FXの大きな強みです。
FXは、Aさんのような、お金があまりない人が財政破綻対策をする場合にもっとも適しています。
財政破綻時にFXで思い切り外貨を買うと、財政破綻から資産を守るのみならず、自分が持っている資産の何倍もの利益を得ることができる可能性があります。
(FXのやり方や口座開設方法など、詳しくはこちらの「FX:資産がまだあまりない人向けの資産防衛法」をご覧ください。)
次の記事は「ビットコイン:財政破綻対策の選択肢(4)」になります。ご覧いただけましたら嬉しいです。