おすすめの投資ポートフォリオを解説します

投資・資産防衛・財政など

(このブログでは資産防衛の話ばかり書いてるんですが、たまにはちょっと違ったテーマの記事を書いてみようと思いました。)

今回は、おすすめの投資ポートフォリオを解説します。

私は2017年に本を出しました(詳しくはこのブログの過去の記事を読んでみてください)。

本の中で私は「ドル円、ゴールド、ビットコインは買い」と書きました。

当時は1ドル100円ちょっと、ゴールドは1g=約5000円、ビットコインは約80万円でした。
8年後の今、1ドルは150円近く、ゴールドは15000円を超え、BTCは1500万円近くなりました。
本を読んでその通りやってた人は爆益だったと思います。

では、今だとどんなポートフォリオを作ればいいのでしょうか。

結論からいうと、私の推奨は、金融資産のうち

・30%は日本円で貯金
・20%は株式インデックス(全世界)
・20%は金(ゴールド)
・20%は自分が詳しい個別企業の株
・10%はFX

に投資するのをおすすめしています。

それぞれについて、理由や背景を説明します。

30%は日本円で貯金

まず日本円のキャッシュを持っておくのはものすごく大事です。
これ、投資インフルエンサーの人は言わない人がとても多いんですが、とっても大事です。

なぜかというと、いざという時の自由度が上がるからなんですよね。

たとえば株が暴落したときにもキャッシュがあれば買えます。
株に100%突っ込んでる人はこれができません。

また、プライベートで何かトラブルが起きたときも、貯金があると何かと安心です。

なので日本円の貯金は絶対にやっておいた方がいいです。
30%くらいがおすすめの目安です。

 

20%は株式インデックス

次にインデックス投資です。よく投資系Youtuberの人たちが言ってるやつですね。
SBI証券か楽天証券にNISA口座を開いて、そこの積立投資枠で資産の20%になるようオルカン(eMAXIS Slim オールカントリー)を積立していくのがおすすめです。

ここで、「なんで20%なの?インデックスは最強の手法だと投資系Youtuberの人が言ってたよ。なら100%これでいいじゃん」と疑問をもつ人もいると思います。

たしかにインデックスは良い手法ですが、インデックスを妄信しすぎて、インデックスに余力の100%とか全財産をつぎ込むとかは危険です。

「インデックスは長期的に上がるから絶対に大丈夫」と言う人もいますが、過去のデータを見ると20年くらい上がらなかったこともありました。
20年我慢するのはしんどいですし、効率も悪いです。

あと今はみんなインデックス投資をやりすぎてますね。
皆がやりすぎる投資手法は大体ダメになります。

インデックス投資は良い手法ですが、いくら良い手法だからといって盲信するのは危険です。

なので、現時点でインデックス投資は、せいぜい金融資産の20%くらいの目安で積み立てていく感じで良いと思います。

 

20%は金(ゴールド)

金(ゴールド)は持っておいてください。
なぜゴールドが大事かというのはこのブログで過去さんざん書いたので詳しくは説明しません(興味ある人は過去の記事を読んでみてください)。

ゴールドは価値の保存手段として優れています。数千年の実績があり、基軸通貨が変わるときにも価値を保ってきました。
株や貨幣、債券と全く異なる資産なので、リスク分散の観点からもおすすめです。

SBIか楽天に証券口座を開いたら、ゴールドのETFがいくつかあるのでNISAの成長投資枠とかで買ってください。
おすすめは(1326)SPDRゴールドシェアETFです。最近出てきた(314A)iSharesゴールドETFもなかなか良いのでこちらでもOKです。

金融資産の20%くらいゴールドを持っておくのは、強力なリスクヘッジ手段になります。絶対に持っておいてください。

 

20%は自分が詳しい個別企業の株

金融資産の20%は、自分が詳しい分野の個別企業の株を買ってみてください。

たとえば自分の本業に関係する企業の株とか、自分がよく使っていて「これ良いなぁ」と感じる製品やサービスを作っている会社の株を買うとかですね。それを長期で持つと。

これ、上手くいく可能性が高いんですよ。
なぜなら個別株投資で勝つには、自分がその会社について詳しくなるのが必要不可欠だからです。

たとえば、身の回りで流行ってるものはありませんか?それを作ってる会社の株を今のうちに買っておけば、ものすごく値上がりするかもしれません。

自分が詳しい分野の株であれば、勝つ可能性が高くなります。

また、高配当株に詳しい人は、高配当株の中で自分がよく知ってる株とかに投資するとかでもOKです。これでも十分な利益が見込めるかもしれません。
銘柄によっては配当や株主優待がもらえることもあります。これに詳しい人はこれを買うのもありです。

個別株はリスクもあるものの、金融資産の20%を目安に自分が詳しい分野にフォーカスすれば、かなり良いパフォーマンスが得られると思います。
NISAの成長投資枠とかで、ぜひやってみてください。

 

10%はFX

最後はFXです。

FXというと怖いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、レバレッジをかけなければ怖くありません。
単に外国の短期国債に投資してるだけです(たとえば、ドル円の買いは、米国債を買ってるということを意味します)。

ちなみに私が2017年に出した本では、FXで米ドルの買いを推奨していました。
当時は100円ちょいでした。

短期米国債を買っているようなもので、レバレッジを抑えれば大したリスクはありませんでした。
私の本を読んでドル円を買った人は、みんな爆益になったと思います。

ただ、今だと米ドルよりも、低レバで豪ドル/円を積立で買っていく方が良いと思います。

オーストラリアは政府債務比率が低く、健全財政の国です。資源国通貨で金利もつきます。
地政学的リスクも低く、長期的に未来は明るい国です。

FXは包丁のようなもので、正しく使えば強い武器になります。

DMM FXとかで口座を開いて、金融資産の10%程度を目安に豪ドルをコツコツ積み立てていくのは、ちょうど良いリスクの取り方だと思います。



給料が入ったら、上記の5分類を目安にやってみてください。
割合は人によって変えてもOKですが、上記の割合を頭の片隅に入れておくと良い投資ライフが楽しめると思います。

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