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雑記

AIを使ったスマホアプリ版家庭の医学「Dr.Ubie」が超すごい

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お久しぶりです。香川健介です。最近はいろいろと忙しく、全然情報発信できておらず、すみませんでした。

さて、たまたま見つけたDr.Ubieというアプリが、多くの人にめちゃくちゃ役に立ちそうなアプリであり、かつ医療の質を保ちながら医療費の無駄を削るのに貢献しそうだと思ったので紹介します。

ユーザー目線で見ても、財政や社会保障の観点から見ても、なかなか注目に値するアプリだと思います。

 

Dr.UbieはAIを使ったスマホアプリ版家庭の医学

Dr.Ubieを一言で説明すると、人工知能を使ったスマホアプリ版家庭の医学です。

年齢と性別を入力した後、症状を入力すると、AIが病気を推測してくれます。

面白いのが、調子が悪い部位を指定し、質問に答えていくだけで、どんな病気にかかってる可能性があるのか推測してくれる点です。

 

Dr.Ubieの何がすごいのか?

welq事件以降、しっかりとした医療情報サイトが増えてきました。
もちろんこれは大変素晴らしいことです。

ただ、医学知識がない一般人が、自分の症状から病気を探すとき、医学系の長い文章を読んで理解するのが大変だということは変わっていません。

いくら内容が正しくても、難しいと読んでもらえないのです。

 

この問題を、Dr.Ubieは解決してくれます。

なんと、質問に回答するだけで、いちいち難しい長い文章を読むことなく、自分がどんな病気なのかおおよそ推測できるのです。

私も使ってみましたが、ものすごくラクです。
Google PlayにあるDr.Ubieのアプリ説明には、どんなアプリなのか結構詳しく書いてあるんでよかったら読んでみてください。

(なお、会社側に確認したところ、現時点ではAndroid版だけで、iPhone版が出るのは来年になるそうです。
エンジニアを募集しているようなので、iPhoneアプリ版の開発をやってみたい人は、会社に問い合わせて条件など聞いてみるのもいいかもしれませんね。
私は回し者ではありませんが、やりがいのある仕事だと思います。)

以下は、Ubieの会社サイトからの引用です。

主な症状を選んで、その後は人工知能Dr.Ubieの質問に答えるだけで、あなたの年齢・性別・その他の情報に基づく可能性の高い病名を推測します。

Dr.Ubieの内部では、実際のデータ及び機械学習に基づいた統計的手法を用いて、最も速く的確に病名を推測できるようなアルゴリズムが構築されています。

 

新たな症状があるときに、それが家で様子を見て自然に回復するものか、それとも病院を受診して治療を受ける必要があるのかを判断することは、多くの方が直面する悩みだと思います。

そのような時に病院に行くべきかどうかを、Dr.Ubieは提案します。
家で様子を見れそうな場合は、症状に応じて、OTC医薬品・栄養補助食品等を紹介する機能を搭載しています。

 

また、いい加減なアプリにならないよう、Dr.Ubieはしっかりしたデータを使っています。
以下はUbieの会社サイトからの引用です。

Dr.Ubieで使用されているデータは、現役医師たちが、複数の文献・論文・厚生労働省の統計等から、各症状・各病気に対して調査したものを元にして作成しています。

良性疾患から早期発見すべき危険疾患まで、400個以上の病名と1300個以上の症状が登録されています。

 

ちなみに、経営陣は東大出身で経験を積んだ医師・エンジニアが集まってます。詳しくは会社サイトを参照ください。
これだけのガチな布陣のチームは、あまり見たことがないです。

かねてから「診察と人工知能は相性いいだろうなぁ」くらいのことは私も思っていましたが、ここまで本格的なものがすでに実現していることには驚きました。

Ubieの会社サイトからダウンロードできるんで、よかったら使ってみてください。いちど使ってみるとすごさがすぐわかると思います。
(繰り返しになりますが、現時点ではAndroidアプリのみで、iPhoneアプリは現在開発中とのことです。)

どんなときに使うのか?想定ケース

使い方としては、Dr.Ubieをスマホに入れておき、何かのときにさっと調べるという感じになるのかなと思っています。
親御さんやお子さん、周りの人にも、「とりあえず入れておけばいざというときに役立つ」みたいに言ってあげるのもいいかもしれませんね。

あるいは、診療するとき、患者が帰ったあと、「何か自分が見落としてる可能性あるかもなぁ」と医者がチェックする用にも使えると思います。

ほかには、研修医や医学生が勉強するときにも役立つ気もします。

(唯一ひっかかる点があるとすれば、名前でしょうか。Dr.Ubieという名前は、直感的にどういうアプリなのか、いまいちピンときにくいと思います。もう少し直感的にわかりやすい名前のほうがいいのでは・・・という気がするんですよね。)

 

 

なお、Google Playの説明欄にも書いている通り、当アプリはあくまで症状から病気を推測するツールです。医療を代替するわけではありません。おおよその目安をつけたら病院に行くことになります。

ただ、自分がどんな病気である可能性があるのかを、素人判断ではなく、比較的正しい基準とデータに基づいて、アプリで手軽に自分でチェックできるのは、すごく革新的だと感じます。

 

医療サービスの質を維持しつつ、医療費の無駄を抑制できるかも

個人的には、このアプリ、ユーザーのみならず、世の中にとっても素晴らしいと思うんですよね。
患者にとっても、医療関係者にとっても、日本全体にとっても、皆にメリットがあるのが素晴らしい。

以下は、Ubieの会社サイトからの引用です。

テクノロジーが発達した現代においても、一般患者の医療へのアクセスには依然として多くの問題があります。 受診の遅れによる病状の悪化、コンビニ受診による医療費増大などにより、現行の保険医療制度は限界を迎えると考えられています。

それを防ぐために、患者と医師との間に存在する「医療情報格差」を少しでも減らし、誰でも自分にあった医療にアクセスできる世界をつくりたい。 医療にある無駄をなくし、世界に誇る質の高い日本の医療をこれからも提供できる事を願い、私たちはDr.Ubieを開発しています。

 

ここで書かれている通り、このアプリがあると、患者がより正確な医療情報をゲットしやすくなります

うまくいけば、たとえば「本当は医療が必要なのに病院に行かない」みたいな行動や、逆に「本当は医療が不要なのに病院に行きまくる」みたいな無駄なことを、どちらも減らせる可能性があります。

 

日本の財政・社会保障費問題の根底にあるのは、高齢化と医療の高度化に伴う、医療費の増大です。

ただ、単純にやたらと医療費を削るだけだと、医療サービスの質を落とすことになりかねません。

そうではなく、削っても医療サービスの質が落ちず、苦しむ人が出ない、本当に無駄な部分をまずは狙い、費用対効果よく抑制していくことが何よりも大事なのです。

その点、このDr.Ubieは、医療サービスの質を維持しながら、医療費の無駄を自然に減らすことができる可能性がある点で、財政・社会保障の点からも注目に値すると思います。

 

個人的には全力で応援したい

とはいえ、もちろん、これだけでは医療費の問題は解決しません。
診療の費用対効果を良くしても、医療費問題の本丸である高齢者向け医療費が、劇的に下がる可能性は低いでしょう。

前回の「医療費増はテクノロジーの進歩で抑制できる論」はたぶん間違いという記事でも書いた通り、医療テクノロジーが進歩しても、医療費は抑制できていないのが現状です。
それほど、高齢化と医療の高度化の影響は強すぎるのです。

ただ、そんな中でも、現状を何とか改善しようと挑戦するDr.Ubieチームには大きなエールを送りたいです。

応援してますし、期待してます。がんばってくださいね。

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